現役編集者のオススメ作品のご紹介!
今回、ピックアップしたのは現役編集者のオススメ作品を紹介。数多くの画報社作品のなかから、編集者の鋭い目線でエピソードを交えながら皆さんに作品をお届けしていきます!
第1弾として現在「月刊ヤングキングアワーズGH」に所属しています、(墨)こと須見武広さん。
【 編集者のご紹介 】
★(墨)こと須見武広/1969年生まれ。ハロプロと酒をこよなく愛する北海道出身の45歳独身。
【略歴】大陸書房、角川書店を経て1993年11月、少年画報社に中途入社し、ヤングキング編集部に配属される。現在は月刊ヤングキングアワーズGH(ジーエイチ)編集部に所属。
【傾向】「なかよし」「花ゆめ」な少女漫画も「ジャンプ」「サンデー」な少年漫画も分け隔てなく好きだったが、小学生時代より「少年KING」や「少年ビックコミック」を優先的に購読。ムー的なオカルト、SF、伝奇などのマニアックなジャンルや、格闘漫画や喧嘩上等なヤンキーものが大好物だった。司馬遼太郎や山本周五郎、宮城谷昌光などの歴史小説も好きなので、今後は歴史物にもチャレンジしたい。
【 作品のエピソード 】
●超人ロック完全版&冬の虹/聖悠紀・著
(入社前のオススメ作品&旧担当作のオススメ作品)
少年画報社に入りたいと思ったきっかけは「銀河鉄道999」と「超人ロック」だった私。縁あって聖悠紀氏に会う機会を作って頂いた際に、お願いしたのは、「地球時代のロックを描いてください」でした。そうして始めて頂いたのが「超人ロック-冬の虹-」。北海道の田舎町でハナを垂らしながら『少年KING』を一生懸命買ってスクラップしてた自分に自慢したくてたまらない出来事でした。超人ロックに惹かれた理由はズバリ超能力。他にも古典SF小説からアニメまで色んな超能力物を読んできましたが、超能力のアイディアの斬新さ、多様さは少年の心を鷲掴みでした。あと、メインキャラクターでも容赦の無い死に様が描かれ、その辛口さに「大人」を感じました。ESPをモチーフにしても、やはりメインで描かれるのは人間同士の関係。ロックは不老不死で大丈夫とは思っていても、それでも先読みをさせないこの作品の輝きは今も衰え知らずだと思います。
【 担当作品 】(順不同)
●ヤングキング●
山本隆一郎「GOLD」
花見沢Q太郎「ももいろさんご」
Boichi「サンケンロック」
上山道郎「ツマヌダ格闘街」
塩野干支郎次「ブロッケンブラッド」
●KINGDAM●
私屋カヲル「青春ビンタ!」
●YKアワーズ●
伊藤明弘「ジオブリーダーズ」
宇河弘樹「朝霧の巫女」
やまむらはじめ「カムナガラ」「天にひびき」
鈴木恭太郎「ブレイドブレイカー」
水上悟志「スピリットサークル」
●月刊YKアワーズGH●
塩野干支郎次「この人類域のゼルフィー 」「ウイングドマーメイズ」
花見沢Q太郎「少年よ大志を抱け!」「まるせい」
上山徹郎「テングガール」
光永康則「棺探偵D&W」
宇河弘樹「猫瞽女-ネコゴゼ-」